メ―メ―の株・投資ブログ

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アラサー兼業投資家。長期厳選小型グロース株投資。2019年12月に株式投資を始めるもコロナショックを経験。日本株オンリー、独学で2倍株を3回、3倍株を1回達成。投資に関する思いつきをアウトプットします!

【高配当株】10万円以下で買える日本の高配当株投資について考える〜2022年版〜

2022年5月9日

高配当株投資はどんな銘柄を選べばいいの?

これまで僕は小型株を長期保有する戦略を取ってきました。しかし、岸田ショック以来どんなに業績が良くても株価は下がる、よくても現状維持程度という状態が長らく続いています。業績相場の前の中間反落と言われた時期もありましたが、米のFRB金利をあげることでもう逆金融相場とも言われ始めています。

そうした中で小型株の成長性に賭けているだけでは資産は増やせないと思い、一部の資金を高配当株に投資することで、配当による複利効果を活用しようと考えています。もちろん、高配当株だからと言って含み損を抱えることがないように、成長性のある銘柄を選んでいきたいと思います。

また、今回はミニ株制度は使用せずに、10万円以下で購入できるものをピックアップしたいと思います。これは、ミニ株では手数料が割高になる傾向に加え、単元未満株では株主名簿の名前は証券口座になり、議決権、株主優待を活用できなくなってしまうためです。

 

ピックアップ銘柄

ここからは高配当株を選んでいきます。条件としましては配当利回り3%以上時価総額は可能であれば1000億円以上③EPSは過去3年は成長していること④10万円以下で購入できることを主とします。他にもビジネスモデル、ROEROA、増配なども参考にしながらみていきます。配当利回りなどの数値は会社四季報2022年2集のものを参考にしています。

 

1719 安藤ハザマ

ダム、トンネルなど大型土木に定評ある準大手ゼネコン。建築主力の安藤建設を13年に吸収合併。

予想配当利回り4.33%の名門ゼネコンです。業績は18.3に一旦天井をつけるが、19.3より復調しています。ROE12.2%、ROA5.1%に加え、研究開発費にも十分な資金を当てており、今後の成長に期待できます。配当金も12.3は1.5円から22.3は40円まで増えておりこの間減配もありません。

チャートは以下に示すとおりで、アベノミクス以来右肩上がり、ここ数年はレンジ相場で安定しており、新高値ブレイクにも期待できます。

出典:Treading View

 

2353 日本駐車場開発

商業施設等の転貸型月極駐車場を国内外で運営。傘下に日本スキー場開発、テーマパークも。

予想配当利回り3.57%の駐車場、テーマパーク関連銘柄です。時価総額は約500億円ですが、ROE27.7%、ROA8.1%と成長性のある企業です。配当金もコロナショックで業績に影響が出た年もありましたが連続増配を続けています。

チャートは以下に示すとおり2015年ごろよりレンジ相場に入っています。価格も安いため積み立てのように投資も行えると考えられます。

出典:Treading View

 

3167 TOKAIホールディングス

東海地盤。LPガスのザ・トーカイとCATV等のビック東海が11年経営統合。水宅配等も展開 。

東海を中心にLPガスやCATV、水宅配にブライダル、介護を展開する企業です。予想配当利回りは3.29%、EPSも毎期着実に増えており、配当も継続して出されています。ROE12.7%、ROE4.9%と高い水準を保っています。

チャートは以下に示す通りで上場来より上がっていますが、2018年以来やや下落傾向にあります。EPSの伸びに対して反比例しているのでミスプライスされていることも考えられます。

出典:Treading View

 

5930 文化シャッター

シャッター2位。電動品など新製品開発に熱心。メンテ・リフォーム事業強化。不二サッシに出資。

予想配当利回り3.68%のシャッター関連銘柄。ROE10.4%、ROA5.0%、22.3は業績は微弱だが23.3には持ち直すことが予想される。今日の異常気象を考えるとここの浸水、風災害対策製品は安定して需要があると考えられます。

チャートは自己株取得を通じた株主還元がされているが、下落気味。もっと下がったとこを狙うべきか?と考えられます。

出典:Treading View

 

6178 日本郵政

日本郵政グループの持株会社日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命主体、金融2社に利益依存。

予想配当利回り5.24%の高配当株。ただし、ROE3.4%、ROA0.1%とチャートは上場ゴールの右肩下がり。利益を金融2社に依存し、郵便・物流は停滞し、郵便局長は顧客情報を業務外に使用している点は難点です。ただし、EC軸にゆうパック増、佐川急便から首都圏一部で投函型宅配便を受託しています。

郵便局自体は成長企業ではないですが、日本の生活を支えてきた業界なので、株価も安定すると安心して保有できそうです。

出典:Treading View

 

7189 西日本ファイナンシャルホールディングス

福岡本拠の西日本シティ銀と長崎銀、西日本信用保証による共同持株会社。宮崎、大分にも展開。

予想配当利回り4.24%の銀行関連株です。銀行関連なのでROE3.3%、ROA0.1%とかなり低めになってしまいます。ただし、セブン銀行と提携したり、九州リースを持分化したりと積極的な事業展開をしています。EPSも22.3より約40円増と今後にも期待できそうです。

チャートは上場後に一旦上昇するもその後はコロナショックで底を打ち微増、このままEPSの増加に比例して安定することに期待できそうです。

出典:Treading View

 

7337 ひろぎんホールディングス

地銀上位の広島銀行が中核。預金シェア4割弱、貸出金3割半ば。規制緩和でサービス多様化へ。

予想配当利回り3.53%の銀行関連株です。2020年10月に上場、ROE4.3%、ROA0.2%と銀行として変わらず低いですが、四季報では「取引先のサステナビリティ支援組織を設置。取引先の脱炭素取り組みへ、コンサル・融資強化、中国電力と連携。IT、人材紹介、再開発関連事業が収益に貢献へ。」とあり銀行としてさまざまなことに取り組んでいます。

チャートはレンジ相場で下値はわずかに切り上げていっているか?といった感じであり、EPSも増加傾向にあるので上場ゴールにはならないことを期待したいです。

出典:Treading View

 

7453 良品計画

西友の事業部が独立。「無印良品」ブランドで衣料、雑貨、食品など卸・小売り。中国ほか海外多数。

予想配当利回り2.37%と高配当ではないですが、無印良品で有名な銘柄です。株価によっては3%を超えるため注目銘柄の1つとして取り上げます。ROE17.3%、ROA8.6%と高く連続増益をしています。

ただし、株価は下落トレンド中で1000円でレジスタンスラインとなっていますので、1000円もしくは切ったとこが買いではないかと考えています。

出典:Treading View

 

8306 三菱UFJフィナンシャルグループ

国内最大の民間金融グループ。銀行、信託、証券、カード、リース等。米州・アジアでの展開進む。

予想配当利回り3.93%の超大手の銀行株。他の銀行株と同様の動きだが、ここに関しては米国の金利に反応しやすい傾向にあります。そのため、今後も株価上昇が考えられ、キャピタルゲインも狙えます。ただし、エントリータイミングによっては配当利回りが下がってしまったり、日本は金利をあげないので、どこかのタイミングで影響を受ける可能性も考えられます。

出典:Treading View
8334 群馬銀行

地銀上位。県内シェアは預金、貸出金とも35%程度で断トツ。NYなど海外拠点も。国際基準行。

予想配当利回り3.66%の銀行関連株。他の銀行関連同様にROEROAは低く、チャートは低迷、コロナショック後に下値を切り上げながら微増しているので安定感はあります。

出典:Treading View

 

8410 セブン銀行

金融機関からのATM手数料が柱。セブン‐イレブン店舗中心にATM設置。海外展開も。

他の銀行関連株と比較すると数値は高めで予想配当利回り4.47%、ROE11.3%、ROA2.2%となっています。チャート自体も2021年より底値を形成しており、EPSも22.3、23.3も21.3より低いため、このままの値動きが予測されます。ATMの台数、利用件数は増加傾向なので超長期の視点で考えればのいいかと思います。

出典:Treading View

 

8418 山口フィナンシャルグループ

傘下に山口銀、もみじ銀、北九州銀。証券やリースにも展開し、金融コングロマリット化を標榜。

ここは他の銀行関連株とほぼ同様で予想配当利回り3.92%、ROE3.8%、ROA0.2%となっています。ただし外債や株投信を損切りして一時的に赤字になっています。配当に関しては12.3より連続増配をしており今後も期待できます。

チャートも他と同様にコロナショック後より少しずつ上がっています。

出典:Treading View

 

8593 三菱HCキャピタル

三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速。

リース大手、M&Aで海外展開を強化。他にも脱炭素社会の推進など6つの重要課題を経営上の行動指針として策定。自治体への電力供給と農作物の栽培を両立させる太陽光発電所を埼玉県所沢市で稼働と幅広く事業展開しています。予想配当利回りは4.34%、ROE7.0%、ROA0.9%です。そして、配当に関しては2014年より連続増配をしており、今後もかなり期待できます。

チャートは以下に示す通りで、高値でレンジ相場をつくっています。

出典:Treading View

 

9069 センコーグループホールディングス

企業物流大手。小売り・量販店向け物流に強い。冷凍・冷蔵物流が近年急成長。国際物流も強化中。

予想配当利回り3.4%の物流銘柄。EPSの毎年の成長に加え、ROE11.0%、ROA3.3%そして配当も連続ではないが増配傾向にあります。

チャートはアベノミクス以来右肩上がり、今は下値支持線付近にもみえます。

出典:Treading View

 

9412 スカパーJSATホールディングス

アジア最大の通信衛星サービスとCSで有料多チャンネル放送スカパー!」事業の2本柱。

スカパーでお馴染みの予想配当利回り4.18%の高配当株です。ROE5.8%、ROA3.5%で注目すべきは宇宙事業を展開していることです。正直テレビ離れが進んでいるなかでは有料チャンネルというビジネスモデルは厳しいが、宇宙事業の成長性は期待できます。

チャートは直近決算で窓を開けているので、今後閉めるどうかが注目です。

出典:Treading View

 

9831 ヤマダホールディングス

家電量販首位。家電販売から住宅・リフォーム、家具に進出。住宅はM&Aで業界上位の一角に。

予想配当利回り4.51%の高配当株です。海外期間投資家の多くが売ってしまい株価は低迷、最近は1000億円の自社株買いで注目を浴びてます。ただし、持っている資産よりもかなり多いため疑問もある自社株買いです。また、20.3に一度減配をしていますが今は復配し、優待もあるため総合利回りはかなり高いものになります。

チャートに関しては直近決算、自社株買いで激しく動くことが予想されるため、落ち着くまで静観が必要と思われます。

出典:Treading View



まとめ

今回は高配当株を中心にみまして、その多くに共通していると感じたのは株価がレンジ相場に入っているということです。そのため、タイミングを狙えば含み損になる可能性も一定数減らせると考えられます。また、銀行株はどこも同じような値動きをしており、今後日本の金利は上がりませんが、米国の金利には反応していくと考えられるため、こちらも買う時期を狙わないと配当利回りが下がると考えられます。

また、調べていくうちに時価総額や業種を問わなければ、日本には意外と多くの高配当株があり、日本特有の優待を併用すれば総合利回りもかなり高くなっていく手法もあると感じました。

 

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