【投資の勉強】会社四季報の読み方、使い方
会社四季報って分厚いし、数字がたくさんあって読めないよ…
今回は、このような疑問を持つ方でも、会社四季報の数字が持つ意味を理解してすらすら読めるようになるための記事です。
会社四季報とは
会社四季報とは、上場企業の業務内容、概況、業績、財政状態、株主をまとめた本です。年4回3月、6月、9月、12月にそれぞれ発売されます。
会社四季報は当期および来期の将来2期分の業績予想が掲載されており、これらの情報から優良銘柄を探していきます。
業績の伸びをチェック
チャートをチェック
財務状況をチェック
外国人・投資信託の持ち株比率をチェック
株主関連データの中で、外国人持ち株比率、投信持ち株比率もチェックします。この2つの比率が高いほど外国人や投資信託から優良企業と評価されています。比率が高い場合はその株を買いたい外国人や投資信託はすでに買ってしまっている可能性があります。そこで、持ち株比率が増加傾向にあるものの比率自体がまだ数%という場合は、株価がこれから大きく上昇する可能性が高いです。逆に、減少傾向にあるものは、下落圧力が高まると予想します。
前号と比較
前号の数値と比較することで、業績の上方修正や下方修正など何か変化が起きていないかをチェックします。
会社四季報の各銘柄のページの欄外に前号と比べて業績予想がどう変化した記載があります。その記号については以下にまとめます。
- ➡️前号並み…営業利益の増減が前号と比べて5%未満
- ⬆️前号比増額…営業利益が前号と比べて5%以上30%未満増額、または0から黒字へ
- ⬆️⬆️大幅増額…営業利益が前号と比べて30%以上増額
- ⬇️前号比減額…営業利益が前号と比べて5%以上30%未満減額、または0から赤字へ
- ⬇️⬇️大幅減額…営業利益が前号と比べて30%以上減額
僕の場合は以下のようにエクセルにまとめています。
変化のあったとこは色分けしたり、どんなことが前号から起きたのか記載しています。毎号書いていくと四季報にも記載されなくなった過去の業績も一目でわかるようになります。
会社四季報は人それぞれ読み方、使い方がありますので、自分にあった手法を確立するのがいいと思います。
最後に四季報の読み方の参考になる書籍を紹介します。いろいろな考え方がありますので、たくさん知識を吸収してもらえたらと思います。
また、投資初心者、これから投資を始める方におすすめな本3冊について解説しています。
こちらの記事では、ファンダメンタル分析を勉強する際に役立つ本3冊を選びました。
【投資の勉強】シリーズとして相場サイクルについても解説した記事です。
公開:2020年12月23日
更新:2021年1月5日
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